人間関係のトラブルを未然に防ぐ方法を伝授します

親しき仲にも礼儀あり!距離感の取り方

職場の人間関係を考える時、女性が苦手とする相手は、まずは男性上司で、その後に女性の先輩、女性の上司と続きます。さらに女性の同僚や後輩の方が男性の同僚や後輩より苦手だという傾向があります。女性同士の場合、職場に、友達とのコミュニケーション方法を持ち込むことが多く、グループを作ったり、仲間内での平等意識を持ったりと、職場とは異質の感覚を持ち込むため、その関係がこじれると修復がしづらくなる傾向にあります。女性は女性に対して無防備なことが多く、相手との距離感がうまくつかめずに、近づきすぎて嫌われたり、離れすぎて、孤立してしまったりと、なかなかその関係は難しいものなのです。

親しき仲にも礼儀あり!距離感の取り方

距離感の取り方

こういう状況に陥らないためには、職場では仕事と割り切って、クールな関係を築くべきなのです。つまり、すべての女性と均等に仲良くしようとするのではなく、仕事上の仲間として、それぞれの仕事の距離感で人間関係の距離感も保っていくべきなのです。そういう態度に不満を感じる女性も多いのですが、結局その不満が人間関係をこじらせているのです。最初から、そこに深くコミットしないようにするのが得策なのです。
距離感を取るといってもうまくイメージできないかもしれませんが、プライベートにおけるいろいろな友達との距離感をイメージするとわかりやすいかもしれません。いっしょに旅行するような親密な友達、たまに食事をするレベルの友達、まれにメールをやりとりする程度の友達などのランク付けが自然となされているはずです。職場では、自分の仕事との関わり方の度合いによって、ランク付けをしていくといいでしょう。

タイプ別の攻略法

距離感をうまく取ろうとしてもいろいろな立場やタイプの人がいますので、例をあげてその攻略法をご紹介します。
・気分屋の上司の場合
その時の気分で、仕事の指示が変わったり、急に怒りだしたりする上司の場合は、相手に巻き込まれないようにし、相手の感情をそのまま受け取らないように注意して、下手に出ながらも自分の言いたいことを確実に相手に伝えることが重要です。
・噂話好きの先輩の場合
自分の噂話を周りの人にする先輩の場合、放っておくといつまでも噂話を流されそうですから、そのまま放置しないで、客観的事実として自分から先輩が噂話をしていて困っていると周りに伝えましょう。仕事の接点が少ないのであれば、先輩との距離も大きく取るべきです。
・自己中心的な同僚
自分の嫌な仕事で他人を巻き込む同僚の場合、仕事ぶりを褒めたり、その成果を認めるなどして、同僚のやる気を引き出すようにコントロールしていきましょう。